田舎暮らしでも生活費は安くない!?地方移住したシングルマザーの家計簿と意外とお金がかかるポイント3つを解説!

田舎暮らしは意外とお金がかかる

先日、移住に関するブログを検索していて「移住のメリット」として、生活費が安い、という意見が結構多いことに気が付きました。
我が家はどうなんだろう?と思って検証してみたのですが・・・・・・・大都会に暮らしたことがない私は比較対象することができなかったので、参考までに

40代シングルマザー+小学校高学年の息子一人
在宅ワーク+副業
一戸建て・軽自動車1台所有

という我が家の1か月の支出を大公開しようと思います!移住を検討している方の参考になれば嬉しく思います♪

目次

我が家の1か月の平均的な支出内容

項目(貯蓄は除く)金額
食費・日用品代40,000円
外食3,000円
水道代4,000円
電気代11,000円(月平均)オール電化
灯油代積立7,000円
ガソリン代・車関連8,000円
車のローン26,000円
教育費22,000円(学校積立・給食費等含む)
スマホ・光回線13,000円
自動車保険・生命保険20,000円
国保・固定資産税・他税金等30,000円
医療・美容5,000円
雑費・予備費20,000円
合計209,000円

このほかに、毎月かかるものではないけれど

  • NHK受信料(年1回) 13,650円/年
  • 自動車税 4,000円/年
  • 車検代 80,000円/2年に1回
  • 造園費 20,000円

などがあります。

田舎暮らしで意外とお金がかかるポイント3選

田舎にいけば家賃が安くなるのは当然なのですが、その分都会では必要がなかったものに対して出費が増えることがあります。中でも次の3点は大きな金額になるので、注意が必要です。

  • 車の維持費
  • 冬季の光熱費
  • 庭のメンテナンス代

車の維持費

都会では公共交通機関やタクシーを使っていた方でも、田舎へ来ると都会と同じようには出来ません。なにせ電車は1時間に1本。バスに至っては路線が少なくバス停まで徒歩1時間!なんてこともあるんです。

そのため、ほとんどの家庭で車を所有しています。
いえ、家庭で、ではなくほとんどの人が所有しています。つまり一人1台の車が必要になるわけです。畑をやっている場合は、普段使いの車に加えて軽トラックを所有していることも少なくありません。

普通車1台を所有した場合にかかる一年間のおおよその費用をまとめてみました。
(私の車の使い方の場合です。仕事で車を使う場合はガソリン代や保険代がもっと多くなるかもしれません)

普通自動車を所有した場合の一例
普通自動車を所有した場合の一例

あくまでも一例ですが、年間で30万以上かかることになります。

このほかにも寒冷地であれば、スタッドレスタイヤを3年に1回程度、購入することになりますし、オイル交換代、タイヤ交換代などメンテナンスにも費用が掛かってきます。

田舎に移住したら家賃が安くなったー!と手放しで喜べない状況になるかもしれません。

冬季の光熱費

前述と重複する部分がありますが、私の住んでいる長野県では、寒い年には氷点下15度まで下がることもあり、ストーブは必須アイテムとなっています(最近の高気密の住宅ではエアコンのみの住宅もあるようです)

古民家にあこがれて移住をしたい!

という方もいらっしゃると思いますが、古い家ほど光熱費は高くつきます。

我が家もご多分に漏れず、築45年の断熱材の入っていない古い家。
しかも、冬の救世主でもある「薪ストーブ」というおしゃれなアイテムはないため、石油ファンヒータ+電気を使わない石油ストーブを併用しています。

そして、一つ忘れてはいけないのが、田舎の古い物件によくある

凍結防止帯

の存在です。

外にむき出しになっている水道管に、電熱線入りのスポンジのようなものを巻き付け、電気を通して凍らないようにするのです。これが地味に電気代がかかるんです。

気温にもよりますが電気代が夏季の2.5倍くらい行きます・・・・。

これは2021年~2022年の冬季の電気代です(オール電化)

2021~2022年冬季の電気代
2021~2022年冬季の電気代

厳冬期の1月、2月に電気代が跳ね上がっているのがわかります。

2021年~2022年の冬は、原油高の影響もあり、電気代+灯油代で月に4~5万円かかりました。少しでも節約するために、田舎で古い住宅に住む場合は、凍結防止帯専用の節電アイテムを使用することをお勧めします!
(※上記の光熱費は節電太郎を使用した状態での電気代です。使用していなかった時は、最高でこれよりも5,000円ほど高い金額でした)

庭のメンテナンス代

我が家の場合は、毎年20,000円ほどかけて、手の届かない木の剪定や草刈りが追い付かない場所の草刈りを業者にお願いしています。梯子や道具があって、ご自身で出来る方は問題ありませんが、高い場所は苦手だったり、そこまで自分で出来ない場合は、業者にお願いして庭木のお手入れをお願いしなければいけません。

我が家の庭木
我が家の庭木

木や庭のお手入れを放置すると、ひと夏で背丈ほどに草が生い茂り

  • 害虫の大発生
  • 落ち葉による雨どいのつまり(雨漏りにつながります)
  • 野生動物の隠れ場所

になってしまうため、こまめなお手入れが必要になってきます。

道具を購入するにしても、業者にお願いするにしても費用が掛かってきます。
我が家は2万円ほどで、最低限のお手入れだけしてもらっていますが、樹木が多い場合は、下草の処理などもお願いすると10万円ほどかかる場合もあるようです。

ただ、自分で出来ずに放置すれば、手の施しようがないほど荒れてしまいますので、業者さんにお願いしてでもこまめにメンテナンスすることをお勧めします。

まとめ

田舎暮らしの利点として「生活費が安く済む」という人も中にはいますが、私としては安くなるのは家賃や駐車場代などで、食費や日用品などは大差はないと感じています。

移住を希望される方は、次の3点をしっかりと考慮しておくことをお勧めします

  • 車の維持費は年間30万超え
  • 冬季の光熱費は古い家ほど高くつく
  • お庭がある場合は庭のメンテナンス代も考慮しよう

私自身も数年前に長野県へ移住し、移住に合わせて今の住まいを購入しました。

それまでは、県営団地に住んでいたため光熱費や庭のメンテナンス代などは、それほど気にしていなかったのですが、移住して光熱費などが、これほどかかるとは思ってもいませんでした。

古民家にあこがれて移住をされる方もいらっしゃいますが、生活する場所によっては、車が必須になることや、冬季の光熱費が結構かかることを頭にいれ、しっかりと対策されることをお勧めします。

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この記事を書いた人

離婚裁判を経てシングルマザーに。
離婚成立後、不動産業に従事。育児、仕事、家事の隙間時間を使って勉強し、宅地建物取引士試験に一発合格。
生まれ故郷でもある長野県の小さな田舎町へ移住し、不動産業+在宅ワークの二刀流でのんびり気ままに田舎暮らしを満喫中♪

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